査定額が高いので媒介依頼をしたのに、なぜ決まらないのか。 | TOCHU|不動産投資の売買のプロフェッショナル

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査定額が高いので媒介依頼をしたのに、なぜ決まらないのか。

査定額が高いので媒介依頼をしたのに、なぜ決まらないのか。

このような相談は非常に多く寄せられます。

 

WEBの一括査定サイトによって比較が容易になったのと、不動産会社の競争が激しくなっている近年、この傾向は増えてきています。

まず、査定サイトは多くの不動産会社に情報供給するほど利益になりますので、可能な限り多数の会社への査定依頼を勧めてきます。

これにより、不動産会社は常に3~6社での競争にさらされています。そのため、まずは価格で勝たなければ、選ばれないと考えるようになっています。

お客様の聞き取りアンケートでも、価格は依頼先を決める大きな要因になっています。

さらに、不動産会社では媒介のノルマが厳しく、相場より高くてもいいので、まずは依頼を受けるということを、推奨している会社もあります。(売主様には「具体的な買主がいます。高値でチャレンジさせてください、可能性があります」と伝えて依頼を受けるようです。)

 

相場よりも高く売却依頼を受けると成約にならず、結局は高く査定をした会社は損をするのではないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

そこに売主の微妙な心理状態があります。

3カ月間の媒介期間に申し込みがなくて、高くやってもらったが駄目だったので諦める、または、業者の説得(値下げ交渉)によって、気持ちが折れる方が多く、結果、大幅に価格を値下げして成約になっている売主が多いのです。

媒介後の価格値下げを狙って、高い査定額で媒介契約を受ける会社は多数あります。

売主の心理を突いた作戦なのです。

そもそも他社より少し査定額が高かったのだから仕方がない、今更、他社に相談するのは、専任媒介後の連絡を無視していたので面倒に感じる。また、最初から依頼をスタートするのも手間に感じる。このように思われる方が多いのです。

 

注意
注意です。気をつけて下さい。このような心理作戦を行ってくる会社では、高値で成約できません。なぜならば、売主が価格を下げることにしか、意識がないからです。さらに、具体的に高く買ってくれそうなお客がいなくても、売主を確保しておけば、そのうち契約になると考えていて、条件のいい買主を増やす努力をしていない可能性もあります。

 

優良業者は、無理な高い査定を出してまで依頼を欲しがりません。

具体的に条件の良い買主がいるならば、可能性のあるギリギリの高値を提案し、すぐに交渉します。売主が諦めて価格を下げるまで、時間を使う無駄はしません。

無駄に時が経てば、せっかく集めている買主の状況が変わってしまい、好条件で購入して頂けない可能性があります。そのため、現在の高値で買える方に最善の交渉をします。

 

以上のような理由で、査定額が高いだけで申込がない業者は、いくら時間がかかっても、良い結果になりません。無駄な心理戦に付き合わずに、専任媒介契約中であっても、今すぐ2社目に相談することが損をしないコツです。

 

専任だからと言ってすべてを信用するのは非常に危険です。1社に依存をするということは大変危険な状態です。セカンドオピニオンを受けることは、医療と同じでとても大事なことです。もし、まだ2社目に相談していない場合は、すぐに相談をしてください。それだけで安心した取引ができます。弊社は一人でも多くの売主様が、損をせずに売却をできるようにしたいと願っています。

 

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目次

  1. 賃貸管理契約の解約前に契約書を確認する
    1. 賃貸管理契約の満了日
    2. 解約予告期間
    3. 違約金の計算
    4. 預り敷金

賃貸管理契約の解約前に契約書を確認する

賃貸管理契約の満了日

賃貸管理契約は、2年の契約期間となっていることが一般的で、自動更新されることもよくあります。期間満了日に解約する場合は違約金が発生しない場合もあるため、まずはこの日付を含め、契約内容をしっかり確認しましょう。管理会社が解約に対して協力的ではない場合は、約定解除による交渉を検討しましょう。

解約予告期間

解約をする場合、解約予告期間が設定されています。1~3か月程度と設定されることが多いですが、契約により異なりますので、契約書を確認しましょう。

違約金の計算

これも契約書に定められている内容です。事前に確認をせずに進めてしまい、解約後に想定外の高額な請求を受け取った、ということのないよう、解約の申請時に必ず確認しておきましょう。

預り敷金

入居者の敷金や保証金を、賃貸管理会社が預かっている場合があります。どのように返却するのか、といった手順もあらかじめ確認して理解しておかないと、移行に失敗してしまうリスクもあります。

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コラム監修

コラム監修

伊藤幸弘

資格

宅地建物取引主任者・賃貸不動産経営管理士・FP技能士・公認 不動産コンサルティングマスター・投資不動産取引士・競売不動産取扱主任者・日本不動産仲裁機構ADR調停人

書籍

『投資ワンルームマンションをはじめて売却する方に必ず読んでほしい成功法則』

プロフィール

2002年から中古投資マンションを専門に取引を行う。
2014年より株式会社TOCHU(とうちゅう)を設立し現在にいたる。

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