ワンルーム投資コラム
ワンルーム売却を依頼するべき不動産会社とは!?評判と選定のポイント
目次
ワンルームマンション売却の専門会社は数多くある
都内で投資ワンルームマンションを専門で仲介する会社は約50社ほどあります。
お客様から、「どこに依頼をしたらいいのか正直分からない」比較が難しいという、相談をよく伺います。
また、どこの会社も同じような提案で、価格やサービスに差がないように感じてしまう売主様も多いかと思います。
今回は、投資ワンルームマンション売却を損をせずに完了するために行う、不動産会社を選定するポイントを、お客様目線で解説いたします。
良い不動産会社の選定ポイント
悪い業者を選択肢から弾くことは、皆さまの財産を守るために何よりも重要なポイントです。
ただし、世の中には「良い業者」と「悪い業者」だけがいるわけではありません。
悪い業者を避けた選択肢の中には、「普通の業者」います。
当然ながら、普通の業者よりも良い業者のほうが高額で売却が期待でいます。
では、どうすれば高額の売却を期待できる不動産会社を見つけることができるでしょうか。
実のところ、良い業者といううのは、まず間違いなく営業力も高いものです。
強引な営業はなく、仕事をしてくれるけど、なかなか結果は出せない・・・といった不動産会社があるとは考えにくいです。
主な収入は、成功報酬の仲介手数料です。そんなことでは会社を維持できません。
当社も、「感じのいい営業」をモットーとし、遠方のお客さまにも、必ず一度は会いに行き面談をするなど、お客様に誠実であることを意識しています。
そのような、経営姿勢で仕事をすることで、成果もしっかり上げています。
まず、さまざまの疑問に誠実に答えてくれる業者は、最低限信頼できそうな業者だと考えていいでしょう。
(嘘が上手な人間もいるので、どうしても絶対とは言えないのですが・・・)
その上で、その答えの内容が、専門的な知識に支えられていて、査定価格の根拠がなどが具体的で、
成約事例や周辺データや相場利回りなどをきちんと開示しているようであれば、良い業者(担当者)である可能性が高いです。
これは本来、ある程度の知識を下敷きに、質問する側が総合的に判断しなければいけない部分ですが、
あえてポイントを挙げると、査定金額の根拠かもしれません。
ワンルームマンションの売却
まずはご相談ください!
投資ワンルームマンションの査定書の提案資料の質と量が、共に充実している不動産会社は信用できると言えます。
また、事例等のデータを分かりやすく、査定価格を丁寧に説明してくれる。
他社の査定金額よりも高いようであれば、なぜ高額で売却できると考えているのか・・・。
反対に、他社よりも安いようであれば、なぜ他社よりも安くなっていると考えているのか・・・。
さらに、売却にかかわる経費や、媒介契約後の自社の営業活動や手法を細かく説明し、売却の後の確定申告の方法などについてもサポートしてくれることも大切です。紹介ができる買主様が実際に確保できているのかも大切なポイントです。
これらの点を分かりやすく、説得力のある根拠を提示して説明できる相手なら、たとえ査定額が安めでも、最終的には好条件と言える売却を実現してくれる営業力を備えていると思います。
そのような不動産会社が1社でも見つかれば、安心です。
仮に信用できそうな会社の査定額が低い場合は、一般媒介で、査定金額は高めの他社と一緒に依頼すればいいのです。
信頼に足る誠実な業者であれば、専任媒介にこだわることはなく、理解をしてくれるはずです。
場合によっては「希望の価格で、現実的に売却できる可能性はかなり下がると思いますが、まずはこの価格でチェレンジしてみますか?」
などと提案をしてくれることがあるかもしれません。
悪い不動産会社のポイント
悪い業者は、査定書を作成せずに、価格の根拠をしめさず、いいかげんな感覚で査定価格を伝えます。
「まずは、売主様の希望価格で売り出して結果を見ましょう」と提案し、売却の依頼を獲得したいだけの業者もいます。
中には、「今決めてくれれば、優先的に高額で買える買主を紹介しますので、他社を断ってください」など抱え込むような商談をするケースもあります。
また、逆に面談の際に、「他に売りに出ている物件があるので、その金額以上では売れない」などと、希望価格では売れないことを説明し、なるべく安い金額で依頼を受注することが、目的だけの会社もいます。
これらの会社は、基本的にはオーナー様のペースで商談をさせてくれません。
しかし、担当者は一生懸命なので、これを熱意と勘違いして受けってはいけません。自社と自分の利益に一生懸命なだけなのです。
不動産会社の評判の調べ方
ワンルームマンションの売却依頼をする前に、インターネットで各社のホームページ、評判は必ず閲覧をしてください。
会社全体でコラムや成約事例などの、お客様のお役立ち情報を公開している。
そして、社員紹介の顔写真やコメント、お客様アンケートや活動記録などを、シッカリ掲載をして、お客様に安心した取引をアピールしている姿勢は大切です。
なぜならば、初取引にのぞむお客様は、取引を成功できるか不安があり、心理的な負担が大きいからです。
情報公開をすすめている会社の方が、お客様満足を追求している姿勢が表れているので、良い取引が実現できる可能性が高いと思います。
インターネット上の評判もチェックをしてください。外れることもありますが、大量に批判的な書き込みがある場合は、避けたほうが無難です。
そもそも、削除依頼をすれば、批判的なコメントは消せるのに、そんなコメントは関係ないと関心がないと、お客様を軽視している。
または、削除をしても、営業上のトラブルが多く、すぐに同様の書き込みがされてしまうので諦めている。どちらかである可能性が高いからです。
いずれにしてもそのような会社には、大切な投資ワンルームマンションの売却を任せることはできません。
ちなみに、会社選びと同じく大切になる、担当者を選ぶ際のポイントは、不動産の全般的な知識を持っている。
さらに、オーナチェンジの取引に精通しているのは当然として、強引ではないが、お客様のためにお役に立つ熱意がある。
そして、売主様の思いや考えを汲み取り、最適な提案ができることも大切です。
人としての好き嫌いの相性の部分もありますが、総じて電話などの対応スピードが速く、スムーズで言葉づかいなどにストレスがなく、感じがいいことが大切だと思います。
セミプロなどの投資家でなければ、投資ワンルームマンションの売却は、数多く人生で経験することは少くないです。
よって、情報と経験がないので、初めから見定めるのは難しいとは思います。
しかし、売却で利益が確定し、投資として成功だったか決まってきます。
注意深く慎重に、手間を惜しまずに情報を収集して、不動産会社と担当者を選ぶ姿勢が大切です。
コラム監修者

伊藤幸弘
資格:宅地建物取引主任者・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャル・プランニング技能士・競売不動産取扱主任者
書籍:『投資ワンルームマンションをはじめて売却する方に必ず読んでほしい成功法則』
プロフィール:2002年から中古投資マンションを専門に取引を行う。
2014年より株式会社TOCHU(とうちゅう)を設立し現在にいたる。