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不動産投資に資格はいるの?役立つ資格や効率的な勉強法を紹介

不動産投資に資格はいるの?役立つ資格や効率的な勉強法を紹介

不動産投資に関する資格取得を目指すにあたって、手当たり次第に勉強するのは効率的ではありません。

実際の試験では出題傾向や学習の要点が異なるため、戦略的に取り組むことが合格への近道です。

限られた時間を有効活用し、不動産投資の資格を取得するため効率よく勉強できる方法をご紹介します。

不動産投資における資格の必要性

不動産投資を始める際、「まずは資格を取ろう」と考える人もいますが、本当に資格は必要なのでしょうか。

ここでは、不動産投資における資格の必要性について解説していきます。

資格がなくても始められる

まず、不動産投資を始める上で資格は必須ではありません。不動産投資で成功している投資家の中には、資格を取得していない方もいます。

しかし、資格を取得するために学んだ以下の専門知識は、不動産投資で役に立ちます。

  • 税制
  • 法令関係

税制や法律に関する知識は不動産投資と切っても切り離せないため、勉強しておいて損はありません。

ただし、資格を取得して知識を得たとしても、実際の対応は専門家に任せたほうが確実です。すべてを自分で処理するのではなく、不動産投資の質を高めるための基礎知識として資格を活用するとよいでしょう。

資格を取得した場合のメリットとは?

前述のとおり、不動産投資において資格は必須ではありません。では、資格を取得するメリットはあるのでしょうか。

以下は、資格を取得するうえで得られる主なメリットです。

  • 違法な営業に遭いづらくなる
  • 賃貸で起きるトラブルに対処できる
  • お金の流れを理解できる

不動産売買において、「詐欺に遭うのではないか?」と不安を抱えている人が多いようです。資格を通じて得た知識があれば、違法な取引や悪質な業者の手口にも気づきやすくなるでしょう。

特に宅建士の資格試験では宅建業法を学ぶため、契約内容や重要事項のチェックポイントを把握しやすくなります。結果として、トラブルを未然に防ぐことができ、悪徳業者への対応力が高まるのです。

また、賃貸運営をするオーナーにとっては賃貸不動産経営管理士が役立ちます。この資格は、賃貸物件の運営に欠かせない実務的な知識を身につけられるのが特徴です。

さらに、不動産投資を始めると確定申告を行うことになりますが、簿記の知識があると申告書をスムーズに作成できるようになります。

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不動産投資に役立つ資格一覧

不動産投資を始める上で資格を取得すると、勉強で得た知識が役立つ場面は多々あるでしょう。

ここでは、合格率が高い順に不動産投資に役立つ資格を9つご紹介します。

住宅ローンアドバイザー

試験時期 5月、11月、1月
受験料 23,100円
合格率 80%前後
勉強時間の目安 30~50時間程度

「住宅ローンアドバイザー」は、住宅ローンを組む際にローン計画が適切かどうかを診断し、アドバイスする民間資格です。

この資格を取得していると、金融機関や不動産会社で活躍しやすくなります。合格率が80%ほどと高く、短期間でも集中して勉強すれば十分合格できるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

試験時期 国家資格:FP技能検定は年3回(1月・5月・9月)実施
民間資格:CFPは年2回(6月・11月)、AFPは試験なし
受験料 6,600円~36,900円
合格率 70%
勉強時間の目安 80時間以上

「ファイナンシャルプランナー」は、ライフプランを実現するために必要な資産設計に関する包括的なアドバイスを行う専門家です。

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は、税金、保険、年金、不動産、相続など、お金に関する幅広い知識が求められる国家資格です。

3級〜1級まであり難易度が異なっておりますが、上位の資格を取得するためには、まず3級を取得する必要があります。民間資格としてAFPやCFPがありますが、FP技能士2級と同等のレベルを求められるようです。

2024年からCBT方式が導入され、随時テストを受験できるようになりました。合格率も70%ほどと比較的高いため、しっかり対策すれば十分合格を狙えるでしょう。

簿記

試験時期 年3回(2月・6月・11月)実施
受験料 3,000円
合格率 40~50%
勉強時間の目安 100時間以上

簿記は、企業の経済活動を帳簿に記録・計算・整理し、財政状態や経営成績を明らかにするためのスキルです。企業の経理・財務担当者には必須の知識となっています。

3級、2級、1級とありますが、投資や帳簿付けの基礎を学べる3級から取得することをおすすめします。

宅地建物取引士

試験時期 10月
受験料 8,200円
合格率 15%前後
勉強時間の目安 200~500時間程度

宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸借契約の際に、法律に基づいた重要事項の説明などを行う不動産取引の専門家です。

不動産業界で働くうえでは重要となる国家資格で、重要事項説明書の説明など宅建士にしかできない業務が多数あることも特徴です。

不動産業界で働く方からの需要が高く、不動産取引の全般的な内容を理解する必要があります。

賃貸不動産経営管理士

試験時期 11月
受験料 12,100円
合格率 30%
勉強時間の目安 100時間以上

賃貸不動産経営管理士は、賃貸アパートやマンションの管理に関する専門知識を持つことを証明する資格です。2021年から国家資格となり、合格率も30%と格段に難しくなっています。

しかし、以下の理由から今後取得者が増えていくことが見込まれています。

  • 試験内容が実務に直結する内容のため
  • 国家資格になったことで不動産会社が注目

宅建士よりも賃貸不動産経営管理士のほうが取得しやすいといわれており、不動産の知識がある方であれば短期間で取得も可能です。

マンション維持修繕技術者

試験時期 9月
受験料 13,200円
合格率 25~30%
勉強時間の目安 100時間~500時間程度

マンション維持修繕技術者とは、マンションの維持・修繕に関する専門知識を持つことを証明する民間資格です。

  • 修繕計画の見直し
  • 修繕予算の提案
  • 定期点検での不具合発生時の対応

受験には実務経験や指定資格が必要なため、一定の知識・経験を持つ受験者が多い中でも合格率は低めといえるでしょう。

管理業務主任者

試験時期 12月
受験料 8,900円
合格率 20%
勉強時間の目安 300時間程度

管理業務主任者とは、マンション管理業者が管理組合に対して、管理委託契約に関する重要事項の説明や、管理事務の状況報告などを行う際に必要な国家資格です。

マンション管理士試験内容が重複しているため、同じ年に一気に資格を取得している方も多いのが特徴です。

投資不動産取引士

試験時期 年4回(1月・4月・7月・10月)
受験料 24,200円
合格率 20%
勉強時間の目安 200時間~300時間程度

投資不動産取引士は、不動産投資に特化した資格です。不動産売買、仲介に関する知識のほか、民法や宅地建物取引業法など法律に関する知識も求められます。

2016年から創設された資格のため、試験がスタートしてからまだ日が浅いという特徴があります。不動産投資の知識があることの証明にもなるため、取得するとコンサルティング業務を行うことも可能です。

マンション管理士

試験時期 11月
受験料 9,400円
合格率 10%弱
勉強時間の目安 500~700時間程度

マンション管理士とは、マンション管理組合の運営や大規模修繕などに関して、専門的な立場からアドバイスや指導を行うコンサルタントのための国家資格です。

2001年に施行された「マンション管理適正化法」により創設された資格ですが、2020年の法改正により、さらに注目を集めています。

合格するための勉強時間の目安は500時間以上と、紹介した他の資格と比較すると資格の取得難易度は高めです。

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不動産投資に関する資格を取得するための勉強法

不動産投資に役立つ資格を取得するには、計画的な学習が欠かせません。効率よく合格を目指すためには、自分に合った勉強法を見つけることが大切です。

基礎から実践まで活用できる効果的な勉強法をご紹介します。

試験の出題範囲を知る

資格取得の学習を効率的に行うためには、試験の全体像を正確に把握することが重要です。宅建士試験のように合格率15前後の難関試験では、戦略的な学習計画が合格の鍵となります。

  • 出題分野と配点比率を詳細にチェックする
  • 高配点分野を優先的に学習する
  • 直近3年分の出題傾向から頻出テーマを把握する
  • 優先度に応じて勉強時間を調整する

上記の方法を参考に試験範囲を明確にしておくことで、無駄な学習をすることがないので効率性を高められます。

教材や問題集を購入して勉強する

独学の場合、教材選びが合格に直結すると言っても過言ではありません。基礎知識の習得と実践力向上の両面をカバーする教材を見つけることが重要です。

教材タイプ おすすめポイント 活用方法
基礎テキスト 図解が豊富で初心者にも理解しやすい 通読後、重要箇所を繰り返し復習
過去問題集 実際の出題形式に慣れることができる 最低3回は解き直し、解法パターンを習得
予想問題集 最新の法改正に対応した問題を収録 試験直前期の総仕上げとして活用

資格試験の勉強では、理解できている内容と理解できていない内容を把握することが大切です。理解できていない内容を中心に繰り返し復習することで、確実に知識が身に付きます。

資格に関する動画を見る

動画コンテンツを活用した勉強方法は近年利用者が増加傾向にあります。YouTubeなどを活用して通勤中や移動中でも勉強することが可能です。

  • 資格スクールのYouTubeを活用する
  • 倍速再生をして短時間で学習する
  • 書籍と併用して理解できていない内容を視覚的に学習する
  • 法改正や業界動向の最新情報を学習する

動画コンテンツを活用する際の注意点は、資格スクールや不動産会社などの信頼できる情報元の発信かどうかを確認することです。

また、動画の公開日が古い場合は、法改正に対応していないケースがあるため注意しましょう。

通信講座を利用する

短期で資格合格を目指している方は、通信講座の活用が最も効率的です。

専門講師による体系的なカリキュラムにより、独学と比較すると大幅な時間短縮を実現できます。

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コラム監修

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伊藤幸弘

資格

宅地建物取引主任者・賃貸不動産経営管理士・FP技能士・公認 不動産コンサルティングマスター・投資不動産取引士・競売不動産取扱主任者・日本不動産仲裁機構ADR調停人

書籍

『投資ワンルームマンションをはじめて売却する方に必ず読んでほしい成功法則』


『マンション投資IQアップの法則 ~なんとなく投資用マンションを所有している君へ~』

プロフィール

2002年から中古投資マンションを専門に取引を行う。
2014年より株式会社TOCHU(とうちゅう)を設立し現在にいたる。

SNSアカウント、YouTubeチャンネル等

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