不動産投資
名古屋のワンルームマンション投資。利回りや物件価格などを紹介

名古屋はワンルームマンション投資が成功しやすい都市といわれており、多くの投資家が日々取引を行っています。
しかし、すべての物件が成功につながるわけではないため、失敗しないためにも名古屋がワンルームマンション投資に向いている理由や、利回りや物件価格の相場などを知っておく必要があります。
名古屋のワンルームマンション投資事情と、利回りや物件価格について解説します。
目次
名古屋のワンルームマンション投資事情
名古屋でワンルームマンション投資をスタートさせるためには、名古屋と周辺都市の状況を把握しておく必要があります。
この章では、名古屋の人口推移や再開発事情など、ワンルームマンション投資に関係することを解説します。
名古屋の人口推移
名古屋市のホームページによると、令和4年の自然増減数(出生者数と死亡者数の差)は9,105人の自然減、社会増減数(転入者数と転出者数の差)は8,967人の社会増となりました。
これにより、人口推移はほぼ横ばいとなったものの、社会増減数が増加しているという特徴は、名古屋が優秀な商圏として認知されている証です。
不動産投資は前提として、賃貸需要のある地域で行う必要があります。社会増減数がプラスの名古屋は空室のリスクが低く、ワンルームマンション投資を検討してもよいエリアだといえます。
名古屋駅の再開発
名古屋駅は2027年開通を目指した「リニア中央新幹線」を含めて再開発事業が実施されています。リニアの開通によって名古屋から品川まで約40分で往来することが可能となります。
そのため、名古屋を生活拠点にしながら東京方面に勤務することもでき、名古屋の需要は大きく増えることになるでしょう。また、名古屋の中心地である栄駅周辺の「(仮称)錦三丁目25番街区計画」も非常に注目されている街づくりであり、名古屋駅と周辺の駅は今後も大きく発展すると予想できます。
また、名古屋は周辺都市も発展しており、名古屋駅まで20分以内でアクセスできる一宮市、稲沢市、江南市においてもワンルームマンション投資が活発に行われています。
このように、名古屋市だけでなく周辺都市も活性化していることで人の移動が多く、今後も発展していくことから、ワンルームマンション投資が成功しやすい環境だといえます。
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数字で見る名古屋のワンルームマンション投資事情
実際に名古屋でワンルームマンション投資をした場合の収支について見ていきましょう。ワンルームマンション投資において、利回りと購入価格は重要な指標となります。
「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家 ( けんびや ) 」が公開している「収益物件市場動向四半期レポート(2023年1月~3月)」をベースに、名古屋のワンルームマンション投資における利回りや購入価格について解説します。
参考:「収益物件市場動向四半期レポート」
名古屋での平均利回りは7.32%
利回りとは、物件の購入価格に対して1年間の家賃収入がどれだけの割合を占めるかを示す指標です。この値は物件の収益性を評価する際の重要な要素とされます。
わかりやすく例えると、ワンルームマンションを1,000万円で購入し、この物件の年間の家賃収入が100万円の場合、利回りは10%となります。
名古屋と各都市の利回り(※表面利回り)は次のようになります。
※表面利回り:年間の家賃収入の総額を物件価格で割ったもので、管理費や修繕積立金などの諸経費は加味されていない
| 都市 | 利回り(%) |
|---|---|
| 名古屋市 | 7.32 |
| 東京23区 | 5.75 |
| 大阪市 | 6.41 |
| 京都市 | 6.89 |
| 広島市 | 8.66 |
利回りは一般的に、都心であるほど低くなります。これは物件価格が地方に比べて高くなるためです。だからといって、利回りの高い地方がよいとは言い切れません。地方は都心に比べると空室リスクが高くなるからです。
名古屋は賃貸需要が高いうえに、利回りも比較的高く、バランスの取れたエリアであるといえるでしょう。
名古屋の平均購入価格は1,991万円
利回りを高くするためには、「購入価格を下げる」もしくは「家賃を高くする」という方法がありますが、購入価格についてはマンションの取引が活発な地域であるほど高騰する傾向にあります。
名古屋の平均購入価格と各都市との比較は以下のとおりです。
| 都市 | 平均購入価格(万円) |
|---|---|
| 名古屋市 | 1,991 |
| 東京23区 | 2,287 |
| 大阪市 | 1,375 |
| 京都市 | 1,222 |
| 広島市 | 1,092 |
上記のように、名古屋は東京23区に次ついで購入価格が高くなっています。購入価格が高いと、初期投資額が大きくなるデメリットがありますが、反対に将来高く売却できるということでもあります。
また、頭金の額は人それぞれですが、一般的に物件価格の1~2割が相場です。名古屋で2,000万円のワンルームマンションを買う場合、200万~400万円ほどが頭金として必要になると考えておきましょう。
名古屋は築古マンションの利回りがよい?
マンションは築年数が古くなるにつれ資産価値が低くなり、賃料とのバランスが難しくなります。そのため、ワンルームマンションを購入する際には築年数のチェックが重要です。
利回りと築年数において、名古屋と各都市の違いについて見てみましょう。
| 都市 | 築10年未満(%) | 築10年~20年(%) | 築20年~(%) |
|---|---|---|---|
| 名古屋市 | 4.59 | 5.26 | 9.90 |
| 東京23区 | 4.09 | 4.45 | 6.30 |
| 大阪市 | 4.81 | 5.19 | 7.47 |
| 京都市 | 4.54 | 5.21 | 7.76 |
| 広島市 | 3.98 | 5.81 | 9.41 |
築20年以上経過したマンションでもっとも利回りが高いのが名古屋です。これは、築年数が古いマンションであってもそれほど賃料を下げることなく、入居者を確保できているということになります。
つまり、名古屋のマンションは資産価値が下がりにくく、投資しやすいという側面があるといえるでしょう。
購入前に知っておきたい、名古屋の不動産事情
不動産のルールは、各地域で若干異なります。名古屋にはどのような慣例があるのでしょうか。名古屋でワンルームマンションを購入し投資をする前に、知っておきたい名古屋の不動産事情を解説します。
更新料が少ない?
名古屋は地域の特性上、更新料が不要もしくは2万円以下となっているケースが多いです。
更新料は、契約更新をするごとにオーナーが入居者から受け取るものですが、名古屋では受け取れないと思っておきましょう。
もちろん、契約書に「更新時には更新料が必要」の内容を盛り込むことは可能ですが、選ばれにくくなってしまい、空室リスクが高くなるため注意が必要です。
学生が多い街がおすすめ
ワンルームマンションの入居者はほとんどが学生などの若年層です。千種区や天白区には多くの大学があり、有名な私立大学へ地方から通う学生も多いです。
このようなエリアでは、セキュリティの高いワンルームマンションが人気となっているため、投資を行うには最適といえるでしょう。とくに、大学や駅、コンビニに近いワンルームマンションは常に満室となるため、このようなエリアで物件が購入できるチャンスがあればすぐにでも検討すべきです。
売却しやすいことが重要
名古屋に限らず、どのワンルームマンション投資でも、売却しやすさという点は成功のカギとなります。不動産投資は家賃収入だけでなく、将来売却した際の利益も踏まえてプラスになる計画を立てるのが基本だからです。
その点、名古屋は築年数が古くなっても賃料が大幅に下がらず、さらに再開発や人口流入の影響によって、空室のリスクが少ない街といえます。
このことからも、ワンルームマンション投資を名古屋で行う際には、賃料だけでなく将来売却するタイミングと売却想定額を設定しておくことが、重要となります。
あなたのマンション・アパートの価格が分かる
コラム監修
伊藤 幸弘(いとう ゆきひろ)
株式会社TOCHU(トウチュウ)代表取締役
投資マンション専門家/不動産コンサルタント
プロフィール
2002年より投資用中古ワンルームマンション売買のキャリアをスタート。
20年以上にわたり投資マンション市場に携わり、売主・買主双方のリアルな課題解決を通じて、個人投資家の資産形成をサポートしてきた。
2014年に株式会社東・仲(現:株式会社TOCHU)を設立。
投資用中古ワンルームマンションを中心とした売買仲介・買取事業を展開し、これまでの取扱実績は20,000件以上。
現在、会社には年間7,000件以上の投資マンション売却・不動産投資に関する相談 が寄せられており、多くの投資家の売却戦略や資産運用をサポートしている。
2025年には業界初となる価格透明化サービス 「TOCHU iBuyer」 を展開。
中古投資マンション市場の価格不透明性を解消し、投資家が適正価格で売却できる仕組みづくりを推進している。
「誠実な取引こそが市場の信頼をつくる」という理念のもと、 投資マンション市場の健全な発展を目指して活動している。
専門分野
・投資マンション売却
・投資マンション買取
・オーナーチェンジ物件売却
・不動産投資コンサルティング
メディア掲載・業界実績
投資マンション売却・不動産投資の専門家として、各種メディアや業界媒体で紹介されている。
・NHKにて不動産市場に関する取材
・「住宅新報」にてTOCHU iBuyerが紹介
・「リフォーム産業新聞」にて企業取り組みが掲載
・不動産業界メディア「リビンマガジンBiz」にてサービス紹介
・不動産オーナー向け専門誌「月刊 地主と家主」に書籍が掲載
・ERA LIXIL不動産ショップ全国大会にて成績優秀により複数回受賞。
・不動産業界団体 投資不動産流通協会 の会員として研修・研究活動に参加。
・JAPAN BUILD 「不動産テックEXPO」 のセミナー登壇
不動産取引のデジタル化・透明化に向けた取り組みを発信している。
保有資格
・公認 不動産コンサルティングマスター
・宅地建物取引士
・ファイナンシャル・プランニング技能士
・賃貸不動産経営管理士
・投資不動産取引士
・競売不動産取扱主任者
・日本不動産仲裁機構 認定ADR調停人
著書・実績
『投資ワンルームマンションをはじめて売却する方に必ず読んでほしい成功法則』(クロスメディア・パブリッシング)
『マンション投資IQアップの法則 〜なんとなく投資用マンションを所有している君へ〜』(CHICORA BOOKS)



